2013年12月アーカイブ

新築一戸建ての北関東三県の市場

 新築一戸建て分譲の市場規模は住宅着工ベースでは全国で13万5000戸(2013年1月から11月の実績と12月は推計)で契約価格平均が3265万円なので金額としては4兆4000億円です。北関東の三県では、合計で住宅着工が1万8700戸で金額で5120億円です。

戸建分譲 北関東三県の市場規模.jpg

 

 埼玉県が県南の都心通勤需要が多いので住宅着工で1万4800戸と多くなっています。契約平均価格も2941万円と高いので市場規模としては4300億円となっていて全国で四番目の多さとなっています。

 栃木県は住宅着工で2000戸となっていて、契約平均価格は2150万円なので市場規模は430億円です。また群馬県の住宅着工が1900戸で契約平均価格が2045万円で市場規模として390億円で、栃木県とほぼ同じ市場規模となっています。

この2県の契約平均価格は全国でも低いほうとなります。ただ逆に買い得くの価格になっているとも言えます。

例えば、沖縄県の新築一戸建て分譲の契約平均価格は3444万円と全国で3番目という高さです。新築一戸建て分譲の立地が沖縄の中心地にだけあるために土地価格が高騰しているのと、部資材価格や労務費が上がっているために、高くなりすぎています。沖縄県の平均年収が324万円ですから、新築一戸建て分譲が3444万円だと年収倍率は10倍となり全国平均が6.7倍から大きく高くなっています。

 また鳥取県の新築一戸建て分譲の契約平均が3159万円で平均年収が378万円なので年収倍率が8.3倍となっています。

戸建分譲の契約価格の年収倍率ランキング.jpg

このように年収倍率の高い県では当然ながら新築一戸建て分譲の契約件数が極端に少なくなっています。買えないので仕方無いといえます。

それに比べれば、栃木県の平均年収は477万で年収倍率は4.5倍で全国二位です。群馬県も平均年収は448万で年収倍率は4.6倍と全国4位です。

このように栃木県・群馬県は新築一戸建て分譲の契約平均価格は2100万前後と低くく、平均年収もあまり高くはないのですが、年収倍率という買いやすさでいえば全国トップクラスで買いやすいエリアと言えます。

 さらに、着工戸数は全国で半分以上になっていて選択肢が広いというのも良いところです。

 1980万円以下のパワービルダー物件があり、2000万円台の中堅ビルダーの物件があり、3000万円を超えるハウスメーカーなどの物件もあるなどバラエティに富んでいます。これはこのエリアが震度6強という大地震がくる予想率が10%以下と低くなっていて、地盤が良いために耐震性・地盤改良などにお金をかけずにすむといことが、新築一戸建て分譲の原価を低くできるためです。

 このように北関東が新築一戸建てにおいて全国的にも珍しい「良い市場」です。それは首都圏から近くて、高速道などが整備されていているので首都圏需要の工場立地などがあるということも大きな要因です。そして土地価格は安いのですが、部資材や職人などは首都圏需要の延長線上でまかなえるということがあります。

 

 

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