Columnコラム

出産前に最低限準備しておきたいもの

出産前に最低限準備しておきたいもの

出産が近づくと赤ちゃんのため、お母さんのために用意しておきたいものがいくつかあります。出産後1ヶ月程度は外出ができないので、出産前に事前に準備が必要ですが、あれもこれもと慌てていろいろ買い込んでしまうのも、家の中にものがあふれてしまいます。まずは最低限必要なものを選んで買い揃えるのがおすすめです。今回は出産前に準備するものについてご紹介します。

赤ちゃんに必要なもの

赤ちゃんを育てるにはたくさんの物が必要になりますが、何を準備すれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか? 赤ちゃんのために準備しておくべきものは以下の通りです。

おむつ、おしりふきコットン

生まれたばかりの赤ちゃんのための紙おむつは新生児サイズを選ぶことになるはずです。1パック買えば90~100枚入っているので、ひとまず2パックほどあれば当分は大丈夫でしょう。赤ちゃんは成長が早いので、3パックくらいを使いきる頃には大きくなって次はSサイズという方が多いようです。新生児サイズは数パックを用意しておいて、出産祝いなどでおむつをもらうならSサイズをお願いしておくほうが無駄にならないでしょう。また、赤ちゃんの肌は非常にデリケートで、おむつかぶれをしやすい状態です。常に汚れた赤ちゃんのお尻を優しくふき取ることができるコットンも用意が必要です。

哺乳瓶、ミルク

母乳で育てるかミルクで育てるかは人によりますが、母乳が中心の場合でもミルクも飲ませるという方は少なくないでしょう。哺乳瓶にはガラス製とPESプラスチック製があり、ガラス製は傷つきにくくて匂いや汚れが取れやすく、PESプラスチック製は軽くて割れにくいという特徴があります。外出時はPESプラスチック製にするなど、何種類かあれば使い分けができて便利でしょう。また、一回の授乳ごとに行う消毒の用意も必要になります。

肌着、ベビー服

生後0~3カ月頃までは短肌着・長肌着を、生後1~6カ月頃はコンビ肌着を使います。ただし、初めからコンビ肌着を使う人も多いようです。これもサイズがあるので事前準備は数枚程度にしておけば無駄がありません。同じ綿素材でもガーゼや天竺、フライス、パイルなど織り方がいろいろあるので季節に合わせて選ぶようにすると良いでしょう。夏であれば肌着のみでも問題ないですが、寒い時期に生まれる赤ちゃんにはベビー服を用意しておくとよいでしょう。

ベビーバス、沐浴セット

赤ちゃんの沐浴用に使うベビーバスもあったほうが便利です。1カ月程度しか使わないものなのでレンタルを利用したり、人から譲り受ける人もいます。1人で作業を行うことが多いなら、栓があってお湯が抜ける、お尻ストッパーがある、背もたれがついているといった使いやすい製品を選ぶと作業が楽になります。

爪切り

赤ちゃんは自分の爪で肌をかきむしって傷つけてしまうことも多くあります。ミトンを付けて保護する方も多いですが、自分で外してしまうこともあるため、頻繁な爪の手入れは欠かせません。そのために、赤ちゃん用の爪切りは事前に用意しておくとよいでしょう。

チャイルドシート

自家用車をお持ちであれば、チャイルドシートは必須です。抱っこしたままの乗車は道路交通法違反になります。退院後に家までの帰路で車を利用するのであれば、事前に用意しておく必要があります。

その他、ガーゼや綿棒、スタイ(よだれかけ)も用意しておけば、出産後も安心です。

お母さんに必要なもの

次は主にお母さんのために必要なものをご紹介します。

抱っこ紐

普段から家事をこなしながら子育てをしたり、1人で赤ちゃんを連れて病院に行く用事があるという人の場合、抱っこ紐は必須です。首が座っていない新生児用の抱っこ紐にはタテ抱きタイプとヨコ抱きタイプがあります。使いやすいと思うほうを選ぶようにしましょう。

おくるみ

おくるみは赤ちゃんの体をくるむ布のことで、抱っこがしやすくなり、体のガードもする役割があります。生まれて数ヶ月間だけ使うものですが、最近は赤ちゃんが寝るときのタオルケット代わり、外出時の日除け、ブランケットなど、長く使える工夫がされた製品も増えています。赤ちゃんを包むものなので綿100%など肌触りがよく、安全なものを選んでください。

マザーズバック

おむつや哺乳瓶からタオル類や母子手帳まで、赤ちゃんとお出かけするときにはこれらを入れて持ち運べるマザーズバッグも必要です。選ぶポイントは容量が十分なこと、内側と外側にポケットがたくさんついていること、軽量であることです。ベビーカーや車での移動が多いならすぐに中の物を取り出せて便利なトートタイプ、抱っこ紐で赤ちゃんを抱えながら移動することが多いなら斜めがけなどもできるショルダータイプが良いでしょう。

母乳パット、乳頭ケアクリーム

母乳による授乳サイクルを体が覚えると、一定期間で十分な母乳量が生成されます。それ以上生成されると、母乳があふれ、服などを汚してしまいます。それを防止するために胸に付ける使い捨てのパットを付け、服を保護することができます。また、授乳を続け、服に擦れることで生じる痛みを和らげる役割もあります。ほかにも痛みを和らげる方法として、乳頭の痛みや荒れを保護するためのケアクリームを使うこともあります。

円座

出産時の会陰切開の傷が完治するまで期間のために、座るための円座を用意するとよいでしょう。穴の開いた部分があることで、傷の痛みを感じにくく座ることができて安心です。また、刺激を避けることで傷の治りも早くなるため、一石二鳥です。

その他、授乳クッション、骨盤ベルト、授乳用ブラジャー、授乳用ケープ、母乳をあげやすい服も用意すると便利です。

赤ちゃんやお母さんのためのグッズの多くは、実際に生まれてから買ったほうが本当に必要なものを効率的に揃えられるものです。出産前に準備しておくべきものはなるべく厳選して、必要最低限のものを用意するのがコツです。上述した内容を参考に、自分と赤ちゃんに必要なものは何かを考えてみてください。